第291回川越順位戦に出場しました
2025年7月27日、「第291回川越順位戦」に出場しました。
この日の成績は 3勝2敗1分。全15名中5位という結果でした。
この日は、非常に悔しい思いをしました。
第1試合
リードしていたものの、終盤で一気にひっくり返されてしまいました。
この後紹介する局面が難解で、どれだけリードしていても、一手甘い手を置けば相手に流れを持っていかれることを痛感。
自分でも違和感を覚えた手を打ってしまったので、その違和感の正体をしっかり考え、読み切った上で着手するべきでした。
第2試合
こちらもリードしていたものの、自分の悪手がきっかけで敗北。
なんとなく打った一手で相手にチャンスを与え、結果的にペースを握られてしまいました。
さらに相手の早打ちに圧倒されて、完全に試合のリズムを崩されたのも痛かった。
最後は残り4マスで間違えて敗北。
時間の使い方の悪さを含め、完全に自分の実力不足です。
第5試合
詰みの筋が見えず、「これで安心」と妥協した一手を打ってしまい、相手に読み切られてしまいました。
相手には詰みの筋が見えていたのに、私は気づけなかったのが本当に悔しい。
最終的には引き分けまで持ち込まれましたが、これも実力不足の一言に尽きます。
総括
この日を通して学んだのは、「いくらリードしていても、何気ない一手で形勢が崩れ、敗北につながる」ということ。
自分の課題が凝縮された1日となりました。反省を胸に刻み、次につなげたいと思います。
以下では、私が実際に間違えた局面を問題形式で紹介します。
第1試合より
白番 どう打つ?

(※局面図はアプリ「棋譜Box」より)
正解(←こちらをタップまたはクリック)

正解:d1 または e1
実戦:c2 に打って石損。この一手で完全に流れを崩してしまい、敗北。
教訓:難しい局面で長考した末に判断を誤り、c2 → c1 の展開で一気に白が打ちにくくなってしまいました。
そのため、d1 や e1 の後の展開をもっと深く読む必要がありました。
第2試合より
① 黒番 どう打つ?

正解

正解:g7
実戦:g2 に打ってしまい、16石損に。
教訓:g2 に打つと、白 b6 の後の黒の手が非常に難しくなってしまいます。
本来は先に黒 g7 を入れておき、後に白に上辺を取らせることで黒が打ちやすくなる展開でした。
この局面では、黒 g2 を挟むべきではありませんでした。
② 黒番 どう打つ?

正解

正解:b1
実戦:a7 に打ってしまい、8石負け。
教訓:相手の早打ちで、私の残り時間が少ない状態に追い込まれてしまいました。
時間さえあれば冷静に打てる局面も、わずか4マス先すら見えなくなるのは恐ろしい。
時間の使い方の重要性を痛感しました。
私の完敗です。
第5試合より
① 白番 どう打つ?

正解

正解:d7
実戦:h8 に打ってしまい、20石損に。
教訓:詰みの筋があったものの、私には読めませんでした。悔しい結果となりました。
例:d7 → c8 → e1 → c7 → g1 で詰み。
また、他にもd7の後の展開で、詰みや大きなリードにつながる手筋が存在していました。
② 白番 どう打つ?

正解

正解:a4
実戦:e1 に打ってしまい、引き分けに。
教訓:先ほどのリードを詰められた後の展開です。
ここでの e1 は悪手で、次に g1 でラインを切られてしまいます。
さらに a1 を取られる展開となり、局面は一気に難しくなります。
そのため、白 a4 と打ってラインを守りつつ、わずかにリードするのが正解でした。